弁護士からのメッセージ

更新料裁判の行方

2011.06.21

 
みなさん、こんにちは!
弁護士の青木です。


すでにご存じの方も多いと思いますが、
先週金曜日(10日)、更新料裁判の弁論が最高裁で開かれましたね。

これを経て、来月15日に、ついに更新料に関する最高裁の判決が下されることになりました。

最高裁が更新料をどう判断するのか、とても注目しています。

なぜなら、万が一「全面無効」と判断された場合には、とんでもないことにもなりかねないからです。

そこで、せめて「ケースバイケースで有効になることもある」と判断してくれないか・・・そう願っています。
 
 
 
ちなみに、最高裁が弁論を開くときというのは、慣例上

【高等裁判所の判決を覆すとき】

なんです。


したがって、

1 高等裁判所の判決を維持するときは弁論は開かない
2 弁論を開くということは高裁とは逆の判断をする

というふうに受け止めることができます。


ただ、更新料裁判では、
有効判決が1つ(大阪高裁)、
無効判決が2つ(いずれも大阪高裁)と
結論の異なる事件がいずれも最高裁にて審理されています。

したがって、最高裁が弁論を開くといっても、
それは有効判決のほうを覆すという意味なのか、
それとも無効判決のほうを覆すのかはわかりません。

そこで、来月15日の判決を待つしかない、ということになります。


このように、更新料裁判は現在ものすごく煮詰まった状況にあります。


そこで、来月15日の判決を控え、更新料裁判の【これまでの流れ】と【今後の展望】を踏まえたセミナーを改めて6月23日に行います。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

残席わずかですが、関心をお持ちの方はぜひお申し込みください。


 

南青山法律事務所
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